PRIDE観賞会。
やっぱりPRIDEはPPVですよ。
酒飲んでヤジ飛ばして。
予想を裏切り4時間半というロング興業となったPRIDEでしたが、実に濃密な時間でありました。
予想をはずしたのはボブチャンチンvsアリスター。
勝負の世界じゃありえないのですが、あれはポカですよ。やらかしちゃいましたよ。アリスターが残っても、視聴率は取れないんですよ。
でもボブチャンチン自体の格という面ではそんなに下がってなく、今後も負け続ける事が無ければ、ずっと大御所として君臨できる存在になったんでしょうね。
だいたい決勝戦でシウバvsアリスターだったら、ちょっと見る側のモチベーションも下がるって話しですよ。
見たかったなぁ、シウバvsボブチャンチン。
昨日はワタクシ懸賞をかけまして、田村とアローナが勝ったらワイン1本贈呈ってな事をやったのですが、頑固者同士の陰湿でジメジメとした、それでも色気のある闘いは田村が制し、アローナも勝ちを納めたのですが・・・。
桜庭はちょっと見ていられなかったですね。
僕は最近アンチ桜庭になりつつあったのですが、「アローナ勝った〜!乾杯〜!キャハッ♪」みたいな心境にはなれなかったですよ。
背負うもの、負け方、傷。
どれを取っても、落日を思わせる壮絶さで。
僕はとっくに無かったのですが、もう最強のフィルターを通してサクちゃんに期待するのは関係者も含め改める時期なのでは?。
ミドル級の門番として試合をさせるとか、あとは調子があがったら負けた相手へのリベンジをたまにさせるとか、そういう位置付けにするのが妥当だと思います。
むしろ桜庭を倒せたヤツが、GPへの出場権を手にできる。その位、周りのレベルも上がっていると思います。
確かに桜庭には沢山の感動も貰ったし、今は頑張りましたね、ありがとう、そして早く傷を治してまた笑顔で帰って来て下さいと、そういう心境でワインを乾杯したわけでありました。
そしてナチュラルベストバウトがメインに来るとは(笑)。
アンチカズの多かった店内。
断然カズ派のお客様と勝敗にビールを賭けることに。
そしたら出て来たあの男、半袖胴衣で出てきやがる。
この時点で盛り上がりMAX。
「省エネ胴衣だ」「あの胴衣は、実は2〜30kgはある」「だから2ラウンド目には脱ぐ」etc...と素敵なヤジが飛ぶなか、試合が始まる。
冷静に試合を運ぶシウバ。
カラ回りぎみのカズ。
そしたらやってくれましたよ、あの男。
試合中、おもむろに胴衣を脱ぐ!。
試合会場も、店内も大きくどよめく、つうか大爆笑!。
「スーパーサイヤ人モード!」「やっぱり胴衣は20kg!」とヤジってた中、あっさり撃沈(苦笑)。
まるでコントかの様なナチュラルアングルに拍手喝采。
イケメン様、永田裕二ばりのキラーぶりに、皆が本日のベストバウトの声を上げたわけです。
いやぁ、イイもの見た!。
これだから順を追って見る側のモチベーションも上がるPPVは辞められないっすよ。
うん、いい興業でした。